西島櫂についての考察
自分は一応、競泳経験者です。
西島選手と同様に、地方のクラブチームの
アスリートコースみたいなとこで泳いでいました。
今は【水泳のせんせぇ】やってます、
おかげで昨今の競泳の競技事情なども
多少は詳しいつもりではあります。
今から語る内容のソースは、
個人的な経験談などがメインです。
○【プロのスイマー】って、何だ?
そもそも競泳は興業ではないため、選手が泳ぐことにより得られるお金はほぼ無いです。
(たまーに賞金つきの大会が、あったような…それでもよくてトップで10万ぐらいかな?)
有料のチケットを買ってプールへ赴いて、
それで競泳選手のレースを観る…
そんな経験、周囲の知人含めてありますでしょうか?
…つまり、競泳のレースでお金は発生してません。
いくら速く泳ごうが、
それのみで稼げるわけではないのです。
それこそ、北島康介選手みたいにスポンサーがついて、
「泳ぐ広告塔」みたいにでもなれれば別なのですが…。
つまるところ、
オリンピックで何度も金メダルを取りでもしないと
速く泳ぐだけで稼げる
【プロのスイマー(狭義)】
にはたどり着かない、競泳はそんなもんです。
○西島櫂の言う【プロのスイマー】ってなんだ?
西島選手は19歳。
この年齢では、最低でも
世界大会ぐらい経験していないと、
狭義でのプロのスイマーを目指すだなんて荒唐無稽です。
世界大会に出る基準としては、
地元大阪どころか全国大会でぶっちぎりのトップで、
大会の記録塗り替えまくるレベルであって
世界大会の基準タイム突破する必要があります。
そもそも、そんな世界レベルのスイマーなら
選抜合同合宿だとかアスリート生活で忙しいので
将来について悩んでいる余裕が無いです。本当に。
目指す大会でタイムを出すことに注力します。
じゃあ、19歳時分において
地元のクラブ(または大学の部活、試合?)とかで
落ちこぼれ気味になっていた西島選手が
本気で目指していたらしい【プロのスイマー】とは
何だったのだろうか…?
全国大会入賞者がイイコ
→櫂本人はそこまでの成績を出していない
当方、デレステからの櫂Pなため
本家モバマスにある情報は拾いきれてません、
情報が少ないおかげで多様な妄想が広がっています。
○自身の仮説、妄想
19歳で進路(将来)に悩むってことは
→何かしらの専門学校生(二年制?)なのか?
競泳に従事している人間が口にすることはない
【プロのスイマー】を本気で目指していたのは
かなり子供の頃のことか?
小学生のときの卒業文集だとかそんなもんかな?
→そう考えれば、リアリティはある。
漠然としたイメージの、【速く泳げる人気者】ということ。
・競泳選手がクラブを引退するタイミングは、大抵
中学卒業か高校卒業(or受験期突入)が多いです。
もし競泳で良い成績を出していて、
高校卒業後も競技を続ける場合であっても
クラブからは抜けることが多かった気がします。
水泳を中心に生活をするならば
大学は水泳部の強いところを選び、
クラブでなく部活(学校)で
競技生活をすることがほとんどです。
大学ではなく、クラブでの練習をメインにする大学生は
存在しないことはないですが、
大阪という地のことを考えると珍しいかも?
この事情を鑑みて、大学じゃなくて専門学生かな?
と思うことがありました。
さらに言うなれば、
水泳の強い大学は、大抵がお金のかかる私立です。
高校時代にトンデモな競泳の成績でもあれば
大学側から招待されて、
入学料や授業料の減免などありますが…
そういうものにひっかかるほど速くもなく、
かつ家庭事情や学力のこともあってか
そういった進学は断念したのかな…?とか、
そう考えると腑に落ちやすいです。
○まとめ
ここでおさらいですが、
しっかり泳いだ経験のある人ほど
「プロスイマーという職業は、ない」と知ってます。
つまり、西島選手の言うソレは
【何かの比喩】
でないかと、自身は考えています。
仮に小さい頃に考えていた
【プロのスイマー】は【速く泳げる人気者】
というイメージを
引っ張っていたのであれば…
・
水泳で成績を残したかったけど
残念ながら断念した強豪校への進学を
ひきずったまま専門学校へ通い、
ぼんやりしたままで時たま泳いでいたら
いざ卒業と就職の構えている時期を迎えてしまった。
そんな矢先、クラブに現れた不審者が…
・
といった妄想に。
内容は以上です。
主眼は、
◎【プロスイマー(狭義)】は存在しない
ということです。
なので、考察の際には
西島選手の言う【プロのスイマー】が
何の比喩なのかを考えることをお勧めします。
それは果たしてスイミングのコーチなのか、
職業は別だけど、ひたすら速く泳げるひとなのか、
それこそスポンサーがつくレベルの
スーパーアスリートなのか…